2007年5月22日午前7時半ごろ、東京都豊島区北大塚1の店舗兼マンションのごみ集積所で、
生後間もない女児が裸のままごみ袋に入れられて放置されているのを、
清掃作業中のアルバイト男性(33)が見つけた。
女児は、救急車で近くの病院に運ばれた。低体温症だが、命に別条はないという。警視庁巣鴨署は保護責任者遺棄事件として調べている。
調べでは、女児は生後5〜7日とみられ、体重は約2000グラム。へその緒がついていた。
風呂用の足ふきマットがかけられ、
口を縛った半透明のごみ袋の中にステンレス製のたらいと一緒に入れられていた。
さらに、大手雑貨店の黄色い紙袋に入れられていた。
男性は泣き声に気づいて乳児を発見したという。
マンション住民の男性(63)は「朝6時半にごみを出した時には赤ちゃんはいなかった。
普段は人通りがなく、たまたまごみ置き場が目に入ったのではないか。虐待だと思う。
ひどい話だ」と話した。
マンションの託児所の女性職員(26)は「こんなところに捨てるなんて」と驚いていた。
現場はJR大塚駅の北東150メートルのマンションが建ち並ぶ一角。
この日はごみの収集日だった。